親知らずを残すならそれなりの対応が必要です!
智歯抜歯の可否

日付、時間:Tue Mar 7 13:40:52 Japan 2000    氏名: YAMAUCHI   
所在都道府県:静岡   職 業:会社員   年 齢:41歳      性別: male  

質問:
親知らずについて質問したいのですがよろしくお願いいたします。
よく親知らずを抜いたという話を聞きますが、今までかかった開業医の歯医者さんでは、私の 親知らずは真っ直ぐ根もしっかりしているとのことで抜いては頂けませんでした。左下の親知ら ずは途中まで生えた所で止まってしまっていたので、26才の時抜いてもらえました。
現在、左上の第1大臼歯が欠落しているので、第2大臼歯と第2小臼歯をブリッジをかぶせてい ます。左上第2大臼歯と親知らずの回りの歯茎が慢性的に腫れていて、2本共体調の良くない 時など、歯根が鈍く痛みます。しかし、近所の開業医で見てもらった所、親知らずは第1大臼歯が 無い事だし抜かないほうが良いと言われました。
口腔外科だと抜いてくれるという話も、誰かにから聞いた事も有るのですが、他の親知らずも含 めて抜いたほうが良いでしょうか。

メールアドレス: k-yamauti@tokai.or.jp   ホームページURL: http://

回答  “親知らずはできるだけ早期に抜歯して、それ以外の歯を抜かずに済むように徹底的に 管理する”のが一番望ましい形です。41歳とのことですので、今更“早め”というわけにでも ありませんので周囲の状況も変わってしまっています
 問題は、すでに第一大臼歯が欠損で、第二大臼歯が正常な状態にないことです。第二大臼歯 の根管治療と残存歯質それと歯周疾患に問題がなければ、炎症を頻繁に起こしているようです ので親知らずは抜く方が良いと思います。反対に、第二大臼歯の存続が危ぶまれる場合には スペアとしての存続価値があるかも知れません。もし、そのような状況であっても、頻繁に炎症 を起こしている状況を解除しておかなくてはなりません。第二大臼歯および親知らず周辺の歯石 除去を徹底して炎症を抑えておかないと、結局は共倒れという悲劇になる可能性があります。

 親知らずおよび周囲の状況を踏まえて、「抜歯は妥当ではない」との結論のようですので、その 判断は重視する必要がありそうです。それならば、親知らずをもっと快適な状態で保存すべく 適切な治療を施していただきたいと思います。  他の歯についても、個別の事情を考慮して“抜歯の可否”を判定して、しかるべき処置を行うべき ですが、文面からだけでは“抜歯の可否”は判断できません。

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