日付、時間:Tue Mar 7 20:12:41 Japan 2000
氏名: K.A.(ばんないです)
所在都道府県:東京
職 業:その他
年 齢:41歳
性別: female
質問:
先日はどうもありがとうございました。仮歯はつけてもらい、調整の方もお願いしてみ
ました。手術については、Q&Aなどの情報で理解しているつもりですが、少し不安があります。
今まで切開・排膿したところは歯茎が必ず退縮してきていること(これは当たり前?)や最悪左上
犬歯のような状態になってしまうので、私自身の体質のようなものかもしれませんが、回復力が劣
るように感じてます。
果たして手術をして犬歯の二の前にならないのか。恐がっていても現状は打破できないとは思い
ますが、うまく行かなかった場合のリスクも知っておきたいと思います。それと今一度確認なので
すが手術する部位は左3から右3までなのでしょうか。左3はもうないので関係ないのですか。
よろしくお願いいたします。
メールアドレス: QWN00515@nifty.ne.jp
ホームページURL: http://
歯周疾患進行傾向の強い人は、免疫抵抗力が弱い人です。ですから、わずかな歯石沈着
でも炎症を起こして、激しい組織破壊を起こしていると考えられます。“回復力が劣る”という
のも同じ意味です。
これで手術を心配していたのでは、歯周疾患進行傾向の強い人に対しての手術は成立しま
せん。手術する人は、皆?抵抗力の弱い人ですよ。
術後の経過不良は、有髄歯を手術した場合です。これは私自身の経験でも明らかなことで、
歯周病学会にも発表したことがあります。詳しいデータは
忘れましたが、歯周外科処置後の5年生存率は、無髄歯98%に対して、有髄歯50%程度です。
手術を否定的に考える人は、この50%を根拠?にしていると思われます。
そのこととは別に、1|1は歯槽骨の健全な結合が少ないので、術中・術後に抜けて
しまう可能性があります。また、手術部位は3-|-4です。
これで動揺も治まるとは思いますが、状況によっては更に両側に拡大するかも???
ご意見・ご感想:
河田先生よりの術中に前歯がとれるかもしれないの返事に、少しおののいて
しまいました。覚悟と認識はあるつもりですが現実を目の前にすると……。近所の先生やらその先
生の先生(にも先日意見を伺いました。
スミマセン。東京で治療できるに越したことはないと思い……)にも1|1は歯肉で支えられているよ
うなものだから、めくれば取れるでしょう、と。近所の先生は10年前と状況があまり変わっていない
ので手術をせずにこのままに(10年前はかなり痛み腫れ悲惨でした)。後者の先生は前歯の1本は
抜歯してとりあえず仮歯があっていないので作りなおすのが先決とのこと。 いずれにしても前歯に
関しては、手術をしてもしなくてもいつかは同じ結果になるのだろうと思い至りました。
それでもこの場に及んでも揺らいでます。気になっているのは仮歯はもとい、補綴物は大丈夫だ
ろうか。すみません、十分な時間もなく作っていただいて失礼な事と思います。(一生懸命やってい
ただいた技工士?衛生士?のかたにはホントごめんなさい)保険外になってしまっても十分な調整
をしていただきたいのが本音です。
20才の頃顎関節症を患い、長い時間口を開けているのはかなり辛い所もありますが、こちらもでき
るかぎり通院するつもりでいます。そして、ここまできたからには気になる右下56(だけではないで
すが)もきちんと診ていただこうと思っています。
今週のトピックスページを見ながらやっぱり頑張ろうと思った次第です。24日はよろしくお願いいた
します。