日付、時間:Fri Apr 14 22:47:22 Japan 2000
氏名: 1歳2ヶ月女の子の母
所在都道府県:石川
職 業:会社員
年 齢:30歳
性別: female
床拡大装置 |
写真は上顎用 |
融合歯は、2本の歯があたかも1本の歯の如く融合した先天性の奇形歯ですので、今更融合歯
になる可能性はありません。
乳歯の歯並びは、一般的に歯列不正になることは非常に稀です。また、仮に歯列不正が生じる
としても、年齢的に処置が限られる上に、永久歯に生えかわる時に自然解消される可能性を考え
れば黙って経過を見ておくのが一般的です。その上で、永久歯列に問題が生じそうな場合には普
通より少し早め(5歳程度)から対応されるのが良いのではないでしょうか。
“アゴの発達のために今できること”といえば、月並みですが、簡単に飲み込めるファーストフード
的なものを極力避けて、咬みごたえのある肉や野菜を食卓に並べる工夫が必要と言われています。
しかし個人的な見解としては、アゴの劣成長は数百年単位の食生活の結果ですので、幼児期に
多少堅いものを咬んだからといって目を見張るような効果は望めないのではないかと思っています。
実質的な対応としては、やはり少し早め(5歳程度)に矯正専門医と相談して、アゴの拡大装置を
つけて拡大することだと思います。