可能性を求める治療は大切です。
骨の補填

日付、時間:Thu Apr 20 13:07:45 Japan 2000    氏名: N.T   
所在都道府県:大阪   職 業:主婦   年 齢:42歳      性別: female  

質問:
現在 先生のホームぺージを参考にして 歯周病外科医認定医に通院中です。
以前から上456を連結していたのですが、5番がひどく今回抜髄しました。次回は 手術をして 骨を入れると言われましたが、保健がきかないようです。また 入れたからといって 長持ちする とも言えない と言われました。手術とは どんなことをするのでしょうか?
また 5番を抜いた場合 後は どんな方法になるのでしょうか?何とか 残して頑張りたいと思っ ています。先生のアドバイスを お願いします。

回答  歯周疾患の手術は、歯肉をめくって罹患部分の根面を清掃する フラップオペ(FOp)が基本です。

 失われた歯槽骨を回復する手段として、 GTR法エムドゲイン骨補填法などがあります。 私が10年以上前に積極的に手がけた人工骨の補填は、おそらく 当時日本一の症例数を誇っていたと思いますが、その時の経験からいうと例え素材が変わっても それ程期待できないと思います。反面、新しい方法を積極的に導入される先生ですから、技術とか 熱意は十分感じられますので安心して手術を受けられても宜しいのではないでしょうか。

 手術そのものは、「通常のフラップオペのあと骨欠損に骨補填を行って縫合する」ということですが、 ちょっと文章で表現するのは難しすぎます。大切なことは、手術により罹患根面に沈着した歯石は 全て除去されますので歯肉炎症は治まりますが、術後数年で必ず再び歯石が沈着してきます。
 それを極力阻止することが最も重要なことで、そのためには術後のメインテナンス(定期的な歯石 除去)が必要不可欠です。

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