日付、時間:Tue May 9 19:33:24 Japan 2000
氏名: TAG
所府県:東京
職 業:会社員
年 齢:28歳
性別: male
質問:
子供の頃右下の第1小臼歯(←第一乳臼歯)を抜いたのですが(おそらく虫歯だった
から)その後、永久歯が生えてこず、抜いた部分は両側の歯によってふさがれてしまいました。
それから20年近く経った一昨年位から、その歯の先頭が歯の間から見えるようになりました。
別の歯の治療で撮ったレントゲンを見たところ、埋まっていた永久歯がちょうどその場所にあり
ました。特に痛みなどもなく、そのまま生えてしまう様子もないのですが心配です。このような場
合の良い対処法などありますでしょうか?
メールアドレス: tatsuya_taguchi@fuji-ric.co.jp
ホームページURL: http://
基本的には周囲の状況と成り行き任せということになります。
周囲の歯が歯槽膿漏その他の原因によって抜歯になった時のスペアとして利用して助かった
ケースもあります。しかし、周囲の歯をそこまでおろそかにする人は、折角のご利益も数年で
ダメにしてしまいました。
通常あとから生え損ねた歯の周辺では、接触した低い位置からのムシ歯によって早期に抜髄
となるケースが多く“迷惑千番”となりますので出来るだけ早く抜いておいた方が良いと思います。
とはいっても周囲の歯を傷つけないで簡単に抜けそうな場合は問題ありませんが、えてして非常に
抜き難い位置関係にあることが多いので何か障害があって決断がつくまではそのまま放置してい
るケースも多いのが実態ではないでしょうか。
周囲の歯(特に後ろの第二小臼歯)がすでに抜髄などの処置が施されていて将来に不安がある
場合には、問題の歯を抜いて第一小臼歯の正常な萠出を期待することも考えられます。
できることなら早期に抜いて周囲の歯を保存する努力が一番ですが、萠出位置や状況、それに
担当する医師の技量と価値観によって選択はまちまちです。