保険外の治療は歯医者さんのドル箱!
保険外の治療

日付、時間:Thu May 11 23:35:13 Japan 2000    氏名: YA   
所在都道府県:東京   職 業:会社員   年 齢:23歳      性別: female  

質問:
今、歯医者さんに通っていますがそこでは詰め物には必ず保険外のものを薦めてきま す。
無理矢理ではありませんが、保険内にするとぴったりとつかないからいずれ虫歯になって結局は もっとひどくなるから、と言われてしまうと素人の私には知識がないので専門家がそう言うのなら・・ と言われるままに保険外の詰め物をしました。
その詰め物にも色々な種類があって、プラチナや金の割合が多いほど値段が高いが耐久性もいい との事で、結局私はその中でもかなり安い2万5千円のを選びました。でも今まで保険外の詰め物 なんて歯医者で言われた事もなかったし、あと数本虫歯があって、それもすべて保険外となると費 用もかかるので、本当にそうすべきなのか悩んでいます。保険外の治療は歯医者さんのドル箱にな ると聞きましたが、だから薦められているのでしょうか?
私は歯がとても弱くほとんど全部の歯を治療していて、保険内の詰め物ではやはり質が落ちて歯 の弱い私は虫歯になりやすいのでしょうか?

メールアドレス: yuki-p@mb.neweb.ne.jp   ホームページURL: http://

回答  保険外であれ保険内であれ、最善を尽くすのが医療です。
本気で最善を尽くしたのであれば、違いは最終的な材質の違いだけのはずです。中身が全く 同じ時計で、外装がステンレスとゴールドの時計があったとすればどちらが良いでしょうか? おそらく錆び易さとか腕になじむのはゴールドの方でしょう。ステンレスには傷つき難いという 長所もあるかも知れませんが、費用が全く同じであればどちらを選ぶか?またどちらを勧める べきかは歴然としています。でも、現実の問題は費用が¥1500円と¥25000円以上の違いが あるわけですから、その差ほど価値が異なるかというと間違いなく「No!」

 保険外の治療をされている先生の言い分は「少しでも良いものを患者さんに提供するのが 我々の勤め」とおっしゃいます。その件に関しては反論の余地は全く有りません。保険でも 最高の材質が提供できる時代を望むばかりです。
 一方歯の本当の長持ちは、根管治療の良し悪しや歯周疾患の抑制が最も大きなウエイトを 占めています。所詮永遠に使える補綴物など有ろうはずもなく、補綴物の寿命は材質よりも 根管治療や歯周疾患に大きく左右されます。

 保険では採算が合わない。保険外(高い)治療をする先生の方が技術も高いという評価がある。 などの付帯的な理由もあって、特に都市部では保険外治療の比率が高いように認識しています。 本音の部分では、“保険外がドル箱”という側面も必ずあると思います。
 またあってはならないことですが、保険内の治療を手抜きして差をつけるような実態もあるように も聞いています。一番理想的なのは、保険外治療で実績をお持ちの先生に、それと同じ技術で 保険内治療をしていただくことだと思います。

 まぁ、世の中何でも究極の最善を突き詰めすぎると足元を見失いますので、単純に「金銭的な 負担が大変なので保険でお願いします」と言われてはいかがでしょうか?それで気まずくなるよう なら保険でキッチリした治療をされている先生を探すことでしょうね。

返信:
お忙しい中、お返事ありがとうございました。
先生のいうように保険外治療で実績をお持ちの先生に保険内治療していただこうと思いますが、 なかなか私のような素人にはその判断は難しいですね。でも先生がよくおっしゃられている日本 歯周病学会の認定医の先生を中心に探してみようとおもいます。本当にありがとうございました。

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