日付、時間:Tue May 23 11:00:42 Japan 2000
氏名: 匿名希望
所在都道府県:大阪
職 業:学生
年 齢:25歳
性別: male
質問:
はじめまして。先日、歯科医で奥歯の虫歯をみてもらいました。その箇所は5〜6年前
にも虫歯で見ていただいたことがあります。ひどい虫歯とのことでした。ただ、痛みをあまり感じな
いので、痛みを感じるようになるまで神経はそのままにして、今回も様子を見ることになりました。
けれども、この先、いつかは痛むことになるだろうと思うと少し不安です(笑)。一度虫歯にかかると、
虫歯はどのぐらいの早さで進行ものなのですか?
また、痛みをあまり感じないのは神経がやられている可能性もあるといわれましたが、それはどの
ようなことなのでしょうか?
ご意見・ご感想:
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ムシ歯がドンドン進行して、ついに神経に到達した時点で歯髄炎が起こるわけですが、実際には
神経に到達してからもかなり抵抗した上でいよいよ耐え切れなくなって炎症を起こすようです。
炎症の初期は「ちょっと滲みる」程度ですが、それから徐々に痛みと頻度を増して1〜数か月後
には“夜も寝れない”程の痛みに発展します。
ムシ歯の進行速度は、年齢(歯質の石灰化程度)によって大きく異なります。子供の場合、“今の
うちに治療しておけば”から歯髄炎までは約6か月。25歳程度ですと約1年半。それが40歳くらいに
なると約3年というふうに明らかな違いがあります。ただしこれは治療しないで放置した場合の話です
ので、治療して一旦その危機を回避した歯がいつまで保つかは、その時のムシ歯の進行状況と治療
の方法などでも異なりますので一律な回答は不能です。半年保たないこともありますし、10年以上
保つ場合もあります。
当然のように神経が炎症を起こせば炎症の程度に比例して痛みがありますが、神経が死んでしま
って次に根尖病巣による痛みを発するまでの間は痛みを感じない時期があります。今がちょうどその
時期だとすれば“痛みをあまり感じないのは神経がやられている可能性もある”ということになります
。