痛みがある限り炎症が存在し、炎症を起こすべき原因があるはずです。
歯茎の腫れ

日付、時間:Tue May 23 11:56:13 Japan 2000    氏名: はち   
所在都道府県:東京   職 業:会社員   年 齢:40歳      性別: male  

質問:
 本年3月に、右上第2小臼歯付近の歯茎が痛み出しました。
 この歯は以前、虫歯治療を何度か繰り返しました。自分の歯はかなり削られ、ちょうど歯の冠が 歯茎からちょこっと出てるような状態です。約6年前 神経を取り、根の治療をして穴に金属を埋め 込みました。それを土台として、その上から金属冠を被せられました。
 今回、レントゲンを撮っても膿は全く無く、歯槽(←根)膜の炎症だろうとの事。とりあえず、金属冠をはず し 埋め込んだ金属を削り取って、再度根の治療をし、また前回と同じく、金属を埋め込み、本日金 属冠を被せる予定でした。 ただ 治療中も 歯茎を押すと重たいような痛みがあり、 昨日歯茎に 触れると、大きく腫れていました。
 治療中は、「次回 炎症を起こしたら 抜歯しかない・・」といわれており、 現在の歯医者さんに行く のを ためらっております。 なんとか 抜歯せずに 治療はできないものかと、 転院を考えておりま す。 抜歯しないといけないのでしょうか・・

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回答  痛みがある限り炎症が存在し、炎症を起こすべき原因があるはずです。
“歯根膜の炎症=歯根膜炎”は確かに間違いのない診断かも知れませんが、歯根膜炎を起こす原因 の特定が不鮮明です。

 根管治療はやり直した。虫歯治療を何度か繰り返した。という状況からは、歯肉縁下のムシ歯や 穿孔(せんこう)などの存在が犯人かも知れません。
例えばその穿孔があった場合の対応は、歯科医の腕というか経験と価値観によって対応が随分異 なります。あきらめて(将来の問題jを回避)抜くという決断から、使えるものは例え失敗してもトコトン 可能性を追求する姿勢まで様々です。確率的には可能性を追求する方がより多くの歯を残す結果に つながると思いますが、“ことこの症例に限って”と考えるとどれを選ぶのが最善かが分からなくなって しまいます。

 歯肉縁下のムシ歯のために歯肉を切ったための痛みや腫れで あればそのまま回復する可能性もありますが、穿孔などの原因が存在する場合には外科的手法 を含めてどこまで可能性を追求するかの差が大きく出てきます。
 転院と一言でいっても、原因を特定してそれらの手法を駆使してくれる先生を探し当てることはなか なか大変な苦労かも知れません。それでも、最低複数の歯科医院に行って相談してみる価値はある ように思います。

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