原因が歯に由来するか否かが最大のポイントになります。
上顎6番の痛み

日付、時間:Thu May 25 14:28:36 Japan 2000    氏名: SA   
所在都道府県:東京   職 業:会社員   年 齢:38歳      性別: male  

質問:
歯根部左上6番の痛みにて近医を受診。炎症があるとのことでケフラール3cap/日*3 日服用開始するが、薬疹にて2日目で中止。その後抗菌剤の投与なく、ボルタレンのみ服用するが、 左顔面および歯の痛みが続き、抗菌剤の処方を依頼すると、タリビット300mg/日*6日投与となった。 異臭を伴う膿性の鼻汁が発現していたが、タリビット服用後3日目頃から改善傾向。
上顎洞の違和感、頭痛と鼻汁の異臭に耐えられず、本日、耳鼻科受診し上顎洞穿刺を施行して もらい、スパラおよびムコダインの処方。私の場合の予後はどのようなものでしょうか。

ご意見・ご感想:
こちらのHP拝見するのは今日が初めてでありますが、とても見やすく内容 も親切に表示してありますので大変参考になります。

メールアドレス: spagna@msn.com   ホームページURL: http://

回答  耳鼻科的診断名としては“副鼻腔炎”ということになりますが、その 原因が歯に由来するか否かが最大のポイントになります。

 左側上顎6番およびその周辺に、根尖病巣を疑う所見が全くなければ耳鼻科的な治療が優先 されます。反対に根尖病巣を疑う所見がある場合には、歯科治療(該当歯の根管治療)を優先も しくは平行して行うべきです。

 抗生物質投与のみで根管治療をしなかったということは、根尖病巣がないと判断されたのか、 あるにも関わらず根管治療をしなかったのかを確かめるのが先決です。抗生物質だけでも炎症は 一時的には消退しますが、そこが特定されないと予後の推測はできません。

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