日付、時間:Sat May 27 22:25:12 Japan 2000
氏名: あおき
所在都道府県:大阪
職 業:自由業
年 齢:37歳
性別: male
5月 2日 | 舌の上に黄色いコケのような物が現れる.首の後ろと背中、肩上部にひどい凝り感が現れる。(今までにないぐらい)発熱はない. |
5月 6日 | 舌の付け根(左右)が赤く炎症を起こしているのを発見する. が膨れ上がり分厚くなってくる. |
5月 8日 | 近所の耳鼻科に行くが、きちんと診てもらえず、『大丈夫』とすまされる. 感染症を心配してたのですが、血液検査もしてもらえず. |
5月21日 | 舌下のところが膨れてきたのに気づく. |
5月22日 |
違う大きな病院に行く.口腔外科を尋ねたが、その日はやっておらず、耳鼻科に回される.舌の症状を訴えたのだが、喉ばかりを診て終わる. 1週間後に食道造影を指示される. 血液検査もしてもらったが、結果は2週間ごと言われる.抗炎症剤とうがい薬をもらう. 大きな病院なのに対応が悪く、疑問を感じました.その後、日増しに舌が膨れてくるのがわかる. |
5月27日 |
かなりひどくしたが膨れている状態、隆起部分に痛みはないが、舌は少しぴりぴりする感じ.相変わらず、首、肩の凝り感はひどいです. 診察予定日は6月6日だが、5月29日に再度いってみようと思う. |
メールアドレス: GZB04015@nifty.ne.jp
ホームページURL: http://
接触感染はドクターの説明通り考え難い原因です。また、ストレスも一時的な発症原因にはな
り得ますが、長期に及ぶ疾患の原因にはなり難いとは思います。しかし、十分な睡眠と安静は
必要ですので留意された方が良いでしょう。
舌そのものには痛みがないようですので、アレルギー性の水腫みたいなものも疑われますが
ちょっと経過が長すぎるような気がします。
血管腫のような腫瘍性
の疾患などの可能性もありますので診断だけはしっかりしておかなくてはいけませんね。
舌の疾患は珍しい反面、種類が多く簡単には診断がつき難いと思います。また、疾患が歯科
と医科との境目にもあたりますので両方からのアプローチは必要です。一応“舌”は口腔外科
の方が専門ですので是非口腔外科での診断も受けるようにして下さい。身近な病院よりも
最初から阪大や大阪歯科大学に行く方が早道ではないでしょうか。
返信:
先生、お返事ありがとうございました.さっそく大阪歯科大学付属病院に行ってきました.
ところが、何かわからないってことでした.1週間様子を見させてくれって言われました.
筋肉痛(肩・首・腰)が益々ひどくなってきています.舌の腫れもいっこうによくなっていません.
昨日、診察が終わってから顎の舌のリンパ部が少し腫れてきてるように思います.また、口角部
に口角炎のようなものができたので、「梅毒」なんてことないかなぁって心配してるのですが.…
どうでしょう?
梅毒の初期症状のしこりってそんなところにそんな感じでできるものでしょうか?
それか総合医療センターで食道造影があったので空腹状態であったことや抗炎症剤の影響かなって
思っています.先生、よかったらまたアドバイスの程、よろしくお願いいたします.
回答:
おそらく簡単に診断がつくものとは思えません。本や文献を調べて少しでも可能性のある疾患を
探し出して消去法的に疾患を絞っていくものと思われます。
例えば「梅毒」。時期的には該当しますので早速検査項目に追加したと思います。もしそうであれば、
診断はすぐにつきますが、陰性だった時には「梅毒ではなかった」という結論が一つ得られます。
現状の検査方法では、まず臨床状況から疑われる疾患についての鑑別診断を行う手順ですので
検査の繰り返しもあり得ると覚悟して協力してください。
返信:
河田先生、早速のアドバイス、本当にありがとうございました。お忙しい中、申し訳ございません.
先生、ホームページをじっくり拝見させていただきました。すごく感激いたしました。
患者の治療に対しての情熱と先生の仕事に対するプライドを感じ、いい刺激を受けることができました。
実は、僕は今、鍼灸マッサージ師を目指し、勉強しています。
今回の症状でいろいろな医療機関に行き、その説明や対応、問診のしかたなど、大変勉強になって
います。また、今まで健康で、病気などしたことがなかったので、いつも体力に任せてガムシャラに
突き進んでばかりいたのですが、今回の件で、病気を持つ人の気持ちが少し理解でき、周囲に対
してけっこう無頓着だった自分に気づくことができました.今まで以上に患者に対して優しく接する
ことができそうです。
医療関係を目指している人間が、感染も考えず、水商売の女の子と酔っ払って安易にキスしてし
まったことはうかつだったと反省しています。(笑)
まだ、症状は改善されていませんが、しっかり治療に専念したいと思います。
本当は河田先生に直接相談できればよかったのですが…先生、よかったら、またいろいろご相談
にのってください。ありがとうございました。
回答:
金属アレルギーに該当するような歯科治療や既往は有りませんか?
“舌は全身の健康状態を映し出す鏡”とも言われています。全身的な疾患や要因を探る一方で、
“局所の原因は局所に”という観点から、症状の現れた部位や範囲とそこに存在しそうな局所
要因を見落とさないよう過去の既往と照らし合わせて考察することも大切です。