退縮した歯肉の回復は原則として不可能です。
気になる隙間

日付、時間:Thu Jun 1 14:50:48 Japan 2000    氏名: N,E   
所在都道府県:愛知   職 業:主婦   年 齢:28歳      性別: female  

質問:
歯槽膿漏で悩んでいます。
歯茎が随分後退し下の2−1−2の間に2ミリ位の隙間が出来ています。以前歯茎にむずがゆさ を覚え歯科に行ったのですが、そこでは「今までどおりちゃんと磨けばいいです。」といわれただけ でした。現在は違う歯科にて歯石を取るなどの治療中です。
もともと歯は弱いのですが妊娠、出産を期にさらに悪化したようです。(妊娠時には隙間はまだあ りませんでした)この隙間を埋めることはできないのでしょうか?
またきちんとケアをしていけば私の歯は保つことができるのでしょうか?
入れ歯になるのが目前のようで不安でいっぱいです。

ご意見・ご感想:
たいへん親切に回答されていてとても参考になりますとともに怖くなっていま す。先生の病院がもっと近くにあったらと思います。これからもこのHP続けていってください。

回答  退縮した歯肉の回復は原則として不可能です。
歯磨きを止めてもっともっと汚れを貯留させて、歯肉の炎症がひどくなって腫れ上がってくると 不健全ながら歯肉は回復したようになります。しかしそれでは根本的な解決にはなりません。
 一方で、歯槽骨破壊の原因である炎症を抑制するために歯石や汚れを徹底的に除去してや ると、健康で引き締まった歯肉を獲得できますが隙間はますます大きくなります。

 隙間を埋めることも原則としては不可能です。仮に昔の金冠みたいなものを詰める(被せる)と 隙間はふさがりますが、汚れが大量に貯留して歯肉が腫れあがると同時に歯槽骨の破壊を助長 してしまいます。お望みのことと健康(歯の長持ち)とは相反することがらなのです。

 徹底した歯石除去と継続した歯石除去こそが現状を保つ唯一の方法です。28歳で歯肉の悩みは ちょっと早すぎるように思います。徹底したケアを心がけて下さい。

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