治療の進行過程でTEK(仮歯)を装着することがあります。
プラスチック製なので硬い物を咬むと壊れますし、無理するとはずれてしまいます。
あくまで審美上見苦しくないように、また土台の歯を守るように作ってあるだけなので咬めません。
万一はずれた場合は、来院時必ず持参して下さい。
1992年度の保険改正により、保険での作製がブリッジ等の一部に認められましたが、ほとんどの
仮歯は未だに贅沢品として保険適応になっておりません。従って
手間暇かかってお金にならない仮歯は作らない歯科医院の多いのが現状です。
あまりしっかりくっつけると、次の治療の時はずすのにお互いに苦労しますし、簡単に取れて
しまっても困ります。綺麗にできてなかなか取れない優れ物は、変に患者さんの満足を与えてしまい、
もうこれで十分と来院拒否。
さぞやお困りでしょうとお貸しした代車を乗り逃げ
された雰囲気です。如何に優れものと言っても仮歯は仮歯。2〜3年も経つと周囲が
歯肉炎を起こしたり、ムシ歯になったり…。
完全に治療を行っても悪くなる事が多いのに、不完全のままでは確実に悪くなります。
悪くなって損をするのはご自身です。
A1│@歯冠形成
TEK(仮歯)装着
最終補綴物装着