一般に、薬の副作用として現れる湿疹を総称して薬疹と言います。基本的には、
鯖や鰯などによる蕁麻疹(ジンマシン)と同様に、異物に対するアレルギー反応の一つです。
元来、生体は自己以外のありとあらゆる異物に対してアレルギー反応を起こします。
しかし、永い地球の歴史から自然淘汰され、また厳しい生存競争の結果、地球上に通常存在する
異物に対しては適応できるようになっています。
言い方を変えれば、少々の異物に対しては、生体の抵抗力で対処しています。ところが、
異物性の強さと抵抗力の強さのバランスが崩れた時に、軽い場合は湿疹として、極端に重い場合には
死に至る状況として症状を現します。
薬疹は、それらの症状のうち比較的軽傷な部類で、体調の不調によるものと思われ、
化粧品等による湿疹と同様、絶対禁忌とはいえませんが今後極力服用されない方が良いと思われます。
下痢などの症状も同様に、抗生物質による腸内細菌の減少に伴う症状で、薬剤に対する絶対禁忌
とは思われません。
該当する薬を出来るだけ詳しく医師に聞いて、何かにメモしておいて下さい。
医師が薬剤を使用する場合、通常、1番副作用の少ない薬を選択しているはずですから、
あまり漠然とした薬の種類名だとその種類全てが使えなくなり治療に支障がでます。
今後病院を受診される際、参考として担当医師に申し出る様心がけて下さい。