抜けた歯の隣の歯を削って被せる、欠損補綴のことです。
前歯(前装冠)を含まない奥歯のBridgeは、壊れることはほとんど
ありませんが、はずれてしまうことがあります。と言うよりも、
何時か必ず脱離します。
強さの異なる歯を土台とする関係上必然とも考えられます。
全体が同時に脱落した場合再装着も可能ですが、通常いずれか先に脱離した歯にムシ歯が発生し
新たな治療の必要な場合も多く見受けられます。また時として(一方が脱離して半年以上経過した
場合)再利用が不可能なくらい崩壊の著しい場合も
あります。
何ともない歯を抜かれて?…何ともない隣の歯を削られて…おまけに2年も経たないのに
隣の歯がダメになった!
こんな不幸な話が結構世間に多いものです。1度被せれば2度とはずれない治療を心がけては
いますが、現実には防ぎようのない実体が存在します。一方がはずれたら、速やかに治す!
そのためにも定期的な検診が必要です。
歯が持ち上がる様な気がするとか、歯肉が腫れたなどの症状がある時は速やかに来院されることを
お願いします。それ以外に、歯が臭い…歯が痛い…滲みる…歯ぐきから血がでる…歯ぐきが痛いなど
の症状として現れます。