金の含有量が少ないために変色が少し多くなったような。
金属アレルギーとアトピー

日付、時間:Tue Jan 2 11:38:25 Japan 2001    氏名: Y.K   
所在都道府県:埼玉   職 業:学生   年 齢:17歳      性別: female  

歯科鋳造用金銀
パラジウム合金(保険適用)
成 分
含有量
12%
50%
パラジウム
20%
16%
その他
 2%
質問:
金属アレルギーについてお聞きしたいのですが,お恥ずかしいのですが私は11本も 治療済みの歯があります。転勤が多かったので全部で3つの歯医者さんで治療してもらいました。 そのうちの4本の歯(同じところで治療した)が錆びています。よくよく考えてみると詰めてから1週 間ぐらいから錆びていたように思います。それからもう2年半たっています。
 私は今首,瞼,両手足の関節,かかとの少し上にアトピーの様な症状が出ています。小さいとき からアトピーでしたが気づいた時には症状らしい症状は出ていませんでした。それが1年ちょっと 前からひどくなり始め今に至っています。皮膚科でステロイドをもらっていた時期もありましたが, ステロイドの危険さを知り続けていても治るわけではないと分かりやめました。やめた直後は炎 症がひどかったですが(リバウンド?)今は少し治まりました。
 例の錆びている歯よりも以前に治療した歯は錆びていません。また,錆びている歯を治療した 歯医者さんでその1年後に治療した歯は錆びていません。錆びている歯は上下左右の第2大臼 歯です(親不知は生えていません)。これらの歯がアトピーの症状の直接の原因でないとしても 危険ならば詰め替えようかと思っています。その場合チタンとかがいいのでしょうか。そもそも今 詰めてある歯も何の金属か分かりません。  ちなみに今矯正をしていますがそれが錆びているということはありません。長くなってすみません。 お忙しいと思いますがお返事をお願いします。

ご意見・ご感想:
このようなホームページがあると素人でも知識を得ることができとても助かり ます。

回答  錆びるというか、黒く変色(変質?)しているということでしょうね。
使用している金属は、おそらく保険適応の“12%金・銀・パラジウム合金”だと思います。かつて (20年程前)に使用されていた“20%金・銀・パラジウム合金”より金の含有量が少ないために変 色が少し多くなったように実感しています。

同じ“12%金・銀・パラジウム合金”でも唾液の性状の違いにより、簡単に変色してしまう症例に 遭遇することがあります。また、メーカー間のわずかな品質の違いによっても変色が起こってしまう ケースもあるようです。その場合、金属イオンの流出に違いがあるのかどうかは不明ですが、悪く はないのかも知れませんが少なくとも良いことはないでしょうね。

 変色の主たる原因金属は銀ですので、ニッケル・クロム合金などでは変色が起こりにくい可能性 があります。矯正装置に使われている金属で変色が起こらないのは、使用されている金属の種類 が違うからでしょう。代替金属としてチタンは最も好ましいかも知れませんが、実際問題として保険 適応外であることと、扱っている医院が極端に少ないので非常に難しい選択だと思います。
 まずは、皮膚科で 金属アレルギー検査を行って、使用できる金属を 特定したうえで対応を考えられてはいかがでしょうか。

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