75|欠損
日付、時間:2002年3月5日 23:46
氏名: kemi
所在都道府県: 千葉
職 業: 会社員
年 齢: 29歳
性別: female
片側脱離による歯牙喪失の危機 |
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脱離に気付かず半年も経つと大ムシ歯 |
質問:
3年前に右上7番欠損のため、先生の言われるがままに歯並びの悪い5番を抜歯し、健康
な犬歯を削って3番から7番(5番と7番はダミー)までをインレーブリッジにしました。
装着時からあまりしっくりこなかったせいもあり2年でダメになりました。3番だけをその
まま残して4番以降を取り外しました。6番と4番の神経を抜かなければならないと言われ
抜髄。その後4番の根管治療に1年かかり、ようやく再度ブリッジを作れるまでになりまし
た。
前回のブリッジがすぐにダメになったこと、当時無知だったため健康な歯を犠牲にしてし
まったことへの後悔、根管治療に時間がかかり再発に対する不安などから、残った歯をでき
るだけ長く維持したいという思いです。7番のダミーを作るのは当然やめて、4番から6番
のブリッジということになりました。しかし4番への負担を恐れ、4番6番を個々に単独で
被せる案を出したところ、そのままだと6番の歯が倒れてくるので、それぞれ被せる歯を少
し膨らませた形にして隣接するようにすれば大丈夫ということなのですが、個々に被せる場
合と、4番から6番のブリッジとでは、どちらが良い方法でしょうか?
以前抜歯した5番は歯茎横から生えていたため、4番と6番の間は通常よりもかなり狭い
です。実際に、仮歯でブリッジと、個々で被せた場合を試してみたところ、見た目は別とし
て清掃的にも気分的にも個々の方が安心できるような気がしました。しかし、噛む時にかか
る力など物理学的にはどうなのでしょうか?
どちらの方法にするか決められずにいます。どうかご意見をお聞かせ願います。
感想:
1年前に歯のことで悩んでいた頃に、このHPを見つけました。歯に関して無知だったこ
とを思い知らされました。また歯に対する考えが変わりました。1人で悩んでは暗くなるば
かりでしたが、前向きに考えられるようになりました。残った歯を大切にしたいと思います。
結果論ですが、7番欠損はそのまま放置しておくべきでしたね。5番に関しては叢生による
ムシ歯や歯周疾患進行の懸念がありますので抜歯も有力な選択肢だったかも知れませんが、補
綴による回復にはデメリットもありますので慎重な対応が必要です。
過去のことはともかく、すでに64|抜髄済みという現状ではどう回復するかは別
次元で考える必要があります。咬合力の分散の面ではブリッジに利がありますが、それ以外の
要素は“膨らませた形にして隣接する”方に利があるように思います。
今後のメインテナンスが重要であることは申し上げるまでもありませんが、ブリッジや連結
冠にした場合何より重大なリスクは“片側脱離”による
歯牙喪失です。年齢的にも連結の必要はないものと思われます。
返信:2002年3月7日 21:11
河田先生、早速のお返事ありがとうございました。
7番欠損は仕方ないとしても、健康な5番を抜歯し、3番を削って抜髄し5本連結ブリッジし
た結果、こんなことになってしまい後悔するばかりです。治療していくうちに、担当歯科医に
不信感がつのり恐怖さえおぼえ眠れない日々が続きノイローゼになりそうだったので、途中で
転院しました。今の先生は、事情を知ってか納得のいくように治療方法を考えてくれます。
最終決断ができずにおりましたが、河田先生のアドバイスによりブリッジにしないことを
決心しました。また、前回のブリッジは完全なる片側離脱だったということも理解できました。
本当にありがとうございました。感謝しております。
片側脱離
片側脱離
片側脱離
片側脱離
片側脱離
片側脱離
片側脱離
片側脱離
片側脱離
片側脱離
片側脱離
片側脱離
片側脱離
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