ヒビのことは気にしないで虫歯や歯槽膿漏のコントロール。
歯のヒビ

日付、時間:2002年11月19日 23:46     氏名:   Y    
所在都道府県: 東京   職 業: その他   年 齢: 39歳      性別: female  

質問:
 歯のヒビについて御質問します。2年前から上下の歯の矯正を始め(上下の小臼歯4本抜歯、 上の左右6番は過去の虫歯治療でかぶせものがしてあるが、他の歯は自分の歯)先日動的治療が 終わり、ブラケットをはずしリテーナー使用となりました。
 ほっとしたのもつかの間、上下の前歯と、下の2番の歯にヒビが入っているのに気付きました。 歯の上から下まで入っていたり、途中までだったり、すべて縦に入っています。ブラケットをは ずす時か、接着剤をとる時にできたのでは?と思っていますがこういう事はあるのでしょうか。 けっこうガリガリと歯に響いていました。ヒビは歯に10センチ位近付かないとわからないし、 光の当たり方によって見えたり見えなかったりします。自覚症状(痛み、しみる)はありません。 せっかく歯並びが良くなったのにかなりショックです。ヒビは年齢的にもよくある事なのか、ヒビ のできた歯はもろく欠けやすいのでしょうか、またこれからの注意点も教えて頂けるとありがたい です(矯正中は特にトラブルなしでした)。

回答
 矯正とヒビとの関連については知りませんが、ブラケットをはずしたくらいではヒビは入らない はずです。虫歯治療では同様もしくはそれ以上に刺激や衝撃が生じるはずですが、そのことによっ てヒビが生じることはありません。

 年齢的に、ヒビの入った歯は時々聞いたり見たりすることがあります。 完全に割れて歯髄に到達するようなヒビの場合は抜髄や抜歯の対象になりますが、ご質問のケース はエナメル質表面に限局した軽いヒビ割れのように思います。
 原因としては、エナメル質の形成不全や過剰咬合圧などが考えられますが詳しいことは分かって いません。経験的な話として、エナメル質に限局した小さな筋状のヒビからそのまま特別な衝撃も なく割れてしまうということはありません。通常は割れる前に、虫歯や歯槽膿漏でダメになります ので、ヒビのことは気にしないで虫歯や歯槽膿漏のコントロールを優先してください。

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