中程度以下のものであれば10年単位で進行はほとんど抑制できます。
歯槽膿漏の定期検診

日付、時間:Sat Sep 5 14:29:07 Japan 1998    アクセスポイント:himeji172.hips.or.jp
氏名: 堀内     所在都道府県: 兵庫   職 業: 会社員   年 齢: 34歳     
   性別: male  

質問:
歯槽膿漏の定期検診って、具体的にどんなことをするのですか?
歯槽膿漏の定期検診を受けたいと思いますが、どの程度の効果が期待できますか?

Perio 回答  定期検診は当然のことながら、歯周疾患の治療が終了したことを 前提とします。

 清掃状態のチェックと指摘・指導が基本ですが、勿論これだけでは不十分です。 私の医院では、エアーフローによる歯垢や色素沈着の除去、更に超音波スケーラーに よる全顎の歯石除去を行います。メインテナンス時期の歯肉は炎症も治まっていますので 痛みも少なく時間もそれほど多くかかりません。

 検診の効果ですが、中程度以下のものであれば10年単位で進行はほとんど抑制できます。 (レントゲンでは歯槽骨の吸収が確認できない程度)
ただ、重度以上のものになりますと進行速度の抑制効果はありますが、それでもじわじわと 歯槽骨の破壊が進んで5年・10年後には追加処置を必要とするケースが多いようです。
従って、中程度以下の進行状況(おおむね40歳以下)からの検診が効果的といえます。

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