日付、時間:Tue Oct 13 17:09:56 Japan 1998
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氏名: 宇津木 晃
所在都道府県: 埼玉
職 業: 会社員
年 齢: 35歳
性別: male
質問:
半年程前に、上顎、左側奥から2番目の歯の付近に強い痛みが生じるようになりました。
さっそく歯科医へ行きました。以前に治療した歯でありましたので、この歯のかぶせものをはずして、
根の神経を除去することになりました。(それまでは神経は生きていたそうです。)
治療をはじめてすぐに痛みは止まったのですが、2ヶ月程経過して、歯の土台が構築されたころから、
また痛みが少しずつ生じるようになりました。 とりあえず、金属をかぶせるところまでいきましたが、
その後、痛みの程度、回数ともに増してきました。医師に事情を話し、抗生物質等による検査を何度か
行った後、根の治療を再開してもらいました。 治療を再開して、何度目かで、神経の病んでいる
部分をさぐりあてたようで、その日以後、痛みはおさまりました。医師によれば、根が非常に
深かったため、前回時は除去しきれなかったとのことでした。
メールアドレス: a_utsugi@sa2.so-net.ne.jp
ホームページURL: http://
まず、最初にお断りさせていただきたいのですが、抜髄および根管治療は根の形態や
器材の限界等の関係で必ず成功するものではないことをご理解ください。
お尋ねの件ですが、根管治療に際して再治療不可能な状況(穿孔・器材の破折など)がない
限り抜歯の対象にはなり難いと思います。もし、最悪のケースでも
ヘミセクション(部分抜歯)によって救われます。
「できれば歯医者さんは変えたくありません。」とのことですので、再度の根管治療をお願い
すべきです。しかし、プライドや技術的な限界、時には面倒くささなどの理由から抜歯を宣告
されるかもしれません。その時には一応お断りして他の医院での診断を受けるようにしてください。
そこでも同じように解剖学的形態などから治療不能と診断されるようだと諦めなくてはいけない
かも知れません。が、少なくともそのような状況の下で抜歯を決断するには、最低複数の医師の
診断を仰ぐくらいの慎重さを持っていただきたいと思います。
基本的には、キッチリした根管治療を行えば治癒するものと思われます。