アマルガムに代わる新しい充填材で,主に使用しているのは
光重合型の歯と同色のプラスチック様の材料です。稀に欠けたり,取れたりはしますが,
通常10年位経っても僅かに周辺部変色が見られる程度で,従来の物と比べると非常に満足すべき
治療効果を確信しています。
アマルガムの場合,充填後5年以上も経つと、ムシ歯っぽいなと思ったものは100%、
そうでないものでも50%以上は結構なムシ歯に成長しています(二次カリエス)。
比較的軽度なムシ歯だと,麻酔もなく削って詰め替えるだけで1日の治療で終了します。
歯を長持ちさせたい人で,精神的,時間的,経済的に余裕のある方にはお勧めできる治療です。
CR充填時の注意
充填物は完全に硬化していますので、痛み等のない限りすぐに食事をしても問題ありません。
但し、麻酔の為、1〜2時間は唇や舌がしびれていますので、頬や舌を咬まないように
注意して下さい(特に、子供さんの場合)。
ムシ歯が大変深く、歯髄(歯の神経)までの距離が懸念される場合、歯を削った刺激や、
充填材による刺激で歯の神経に一過性の炎症が起きる可能性もあります(1%以下)。
歯髄保護の為の処置は十分行われていると思いますが、麻酔がきれて、滲みや痛みが我慢
出来ない時は、お手持ち,または出された鎮痛剤をお飲み下さい。(多少の滲みは問題ありません)