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「被せがとれたから…ちょっとしみだしたから…早めに来ました」
勿論、そうなってからでも、なかなか歯医者には足を運びにくいのが現状だと思いますが、
それは問題外。早めに治療を心がけたつもりでも、実は多くの場合が手遅れなのです。
「ちょっと胃が痛いので」と病院に行っても「末期ガンです」と言われるのと同じかも…。
ムシ歯にしても歯槽膿漏にしても、患者さんレベルで異常を感じた時には延命処置がせいぜい
というのが今の医療レベルなのかも知れません。
実際に、神経に接する様なムシ歯があっても痛みを感じることはありません。歯髄はけなげに
何年もジーッと耐えているのです。それが「ちょっとしみだした」というのは「夜も眠れない」
程の痛みに変身する数週間前の兆候なのです。
被せがはずれるというのも多くの場合、周囲のムシ歯が相当広がった結果です。従って、
患者さんが歯医者に行く気になった時には、ほとんどのケースが抜髄（神経を取る）になって
しまうのが実情です。
