咬み合わせ部分部分や大きな穴が開いてしまったカリエスは誰でもムシ歯と認識で
きますが、歯と歯の間(隣接面)のカリエスは容易に発見できません。ところが、
隣接面には汚れが溜まり易く、清掃も困難なことから20歳を越える頃にはほとんど全ての
隣接面にカリエスが存在します。丁度、鉄製品を分解すると隙間が全て錆びている様に!
小さな隣接面カリエスは形態的理由から削除量が大きい為、治療の対象とはなりませんが、
たまたま隣の歯を治療した場合には見過ごすわけにはいきません。「隣の歯もついでに治療
しておきました」患者さんの立場からすれば思わず不審に思われる発言ですが、我々歯医者
とすれば見てしまったカリエスは放置できません。
どんなに金儲け主義の歯医者でも、何もない歯を治療してまで儲けようとは思いません。
…一応、言い訳。
カリエスには、絶対自然治癒がありませんので/長く使う為に/錆びた所は全て早めの修理!