大切なあなたの歯を…歯槽膿漏から守るためにも…月に1度のスケーリングと 検診を受ける習慣を身に付けましょう…
スケーリング効果

大切に!  歯に付いた汚れに、細菌が作用して粘っこく付着した 歯くそ のことを歯垢(しこう)またはプラークと言います。その歯垢が口腔内のカルシウム を取り込んで石灰化し、歯根にこびり着いたのが歯石(しせき)です。

歯垢は、ブラッシングで除去できますが、歯石は取れません。歯垢も歯石も生体にとっては 異物ですので、周囲ではアレルギー反応が起こります。更に、周囲には細菌が存在しますので 炎症も起きます。これが、歯肉炎であったり歯槽骨の破壊を起こす歯槽膿漏です。 この諸悪の根元とも言える歯石を、手用器具や超音波を使って除去する操作を スケーリングと言います。

 当院では、初めて来院された患者さんのスケーリング(除石)を衛生士に義務づけております。 特に最初は痛いと思いますが、おかげで歯の寿命をが2〜3年延ばすことが可能です。痛みの原因は、 歯に汚れ(歯石)のせいで歯及び周囲の歯肉が、炎症を起こしてるからです。 歯槽膿漏の最大の原因とも言えるこの歯石を 放置しておくと歯の喪失時期を早めるばかりでなく、治療の大きな妨げとなります。

1回のスケーリングで、量的には80%程度は除去できたるものと思いますが、 まだまだ取り残しがあるはずです。残りは、治療の進行に応じて取っていきます。 炎症が治まるにつれて痛みは軽減していくはずですが、一時的に歯が滲みるように なります。しかし通常、炎症の消退に伴って軽減します。

正体不明の歯痛は、多くの場合この歯石が原因で あるケースが、ほとんどである 事も合わせて認識しておいて下さい。

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