自然界に存在する物質は人体に対して比較的為害作用がない。
永い地球上の生命の営みと自然淘汰の結果、現存する生命が得た特権であり掟であるようにも
思われます。その掟を破ったのが科学です。科学は、人類に多大な恩恵をもたらせています。
それまで自然界に存在しなかった化学物質を数多く生産してきました。直接害を及ぼす化学兵器や
ある種の農薬から、オゾン層など環境を破壊し間接的に害を及ぼす物質まで様々です。
これらの物質は、生体に取り込まれ程度の差こそあれ何等かの
アレルギー反応を引き起こします。
現代を生きる我々の身体は、これらの物質と日々闘いながら疲れ切っています。
そこで、身体に優しい自然食品が望ましいと言うことになります。
農薬を使わず、化学肥料を使わない自然食品を育てていらっしゃる農家の皆さまの努力には
素直に敬意を表します。これはあくまでも私個人の価値観ですが、虫の付いた貧弱な自然食品よりも、
何となく衛生的に見える立派な化学薬品を使った作物に魅力を感じます。
それは、いまさら化学物質を少し減らしてもとのあきらめと、子供時代小学校で習った
“サナダムシ”や“回虫”などに対する恐怖と“コレラ”などの恐ろしさがより身近な問題として
思えるからです。
ただ、種々の公害物質に汚染された現代人が、アトピーやその他のアレルギー疾患,
皮膚癌に悩まされている現状には、何らかの対策が必要であると考えています。
それともう1点、自然食品を推進することと、粗食を推賞することとは違います。
ただでさえ多くのアレルゲンの侵入してくる
現代社会では、それに対抗すべく強い抵抗力が必要です。
そのためには、高栄養,高蛋白の良質な栄養が必要であると考えています。
以上、私の個人的な考え方で、専門分野でもなく決してこれを他人に押しつける積もりはありません。 もし、少しでも参考になれば幸いです。
この記載に関しては、痛烈な非難のお便りを戴いております。是非参考にして下さい。
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