「日本人の歯は、ギラギラして獅子舞の歯みたい」と先進諸外国から酷評されているそうです。
私が大学生だった30年ほど前の講義中に聞いた話ですが、未だに改善している様子はありません。
毎日見慣れた銀歯に、何のためらいもなく更なる銀歯を増やしていく日常臨床を繰り返しながらも
時折訪れる外国人患者さんの美しさに多少なりとも疑問をもっていました。
何が美しいって、銀歯がほとんど見当たらないのです。良くみるとメタルボンドだったという
ケースもありますが、それにしても圧倒的に少ないのです。お国の事情がそれぞれ異なるので
一律な価値観で評価することはできませんが、解決の糸口を見つけ出すことができました。そこ
には、日本の保険制度の問題点が浮かび上がる一方で、活用次第で世界に誇る歯の健康王国へ
導く光明を見つけ出すことができました。
INDEX |
要 旨 |
外国人の歯は美しい | オーストラリア人の歯が綺麗に見えた。 |
アメリカの常識 | エーッ 日本人は歯の検診をしていないの?! |
海外在住の日本人 | 無限地獄のような歯科治療。 |
お国の歯科事情 | 美しいフィリッピン女性の口に幻滅。 |
格好の比較 | 在日韓国人は日本人と全く同じ。 |
陽気な性格で美しい笑顔 | 南米人の前歯はつぎはぎだらけ。 |
神秘の国からの使者 | 口の中まで美しさを感じる東欧の妖精。 |
理想的な保険制度? | ドイツの保険制度に歯科の未来をみた。 |
歯の健康王国 | 諸外国の実例をみて、改善すべき方向を考察。 |